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機能j性消化管障害。

過敏性腸症候群

 通勤途中や会社で仕事中に、突然お腹が痛くなったり、ゴロゴロして便意を催し、そしてトイレに駆け込み下痢をしたり、排便後なのになんとなく便が残っている感じがして何回かトイレ行くことになる。このような症状は過敏性腸症候群(IBS)と呼ばれ、機能性胃腸症(FGIDs)と同様にストレスと関連して起こることがよく知られています。患者様の中には便秘や下痢、残便感などの症状が”大腸がん”によるものではと不安感を訴えて来院されることもあります。
 過敏性腸症候群で悩んでいる患者様の中には便通の異常や腹部の不快感が医者にかかっても良くならず、治療がうまくいっていないと感じる場合が少なからずあります。過敏性腸症候群により集中力や仕事の能率が落ちたり、外出するのがおっくうになったり、あるいは便通が気になり食事を制限してしまい思うように食べられなくなるなど、社会生活に支障をきたすような状態に陥ることがあります。


過敏性腸症候群の診断

過敏性腸症候群も機能性胃腸症と同様に診断に難渋する場合がありますが、診断基準(Roma V)というものがあり、患者様の症状と診察の結果により過敏性腸症候群の診断に至ることが多いように思います。

  1)排便によって腹痛や腹部の不快感が軽快する
  2)便通の回数が変化する(便秘、あるいは突然起こる便意など)
  3)便の性状が変化する(下痢あるいはコロコロした硬い便)
 
このような便通の異常、あるいは腹部症状を訴える患者様の中には、大腸がんのような重大な疾患が隠れていることがあり、必ず検便による便潜血反応、あるいは大腸内視鏡などで異常がないかをチェックしておく必要性があります。


過敏性腸症候群の治療

腹痛、便秘や下痢など便通の異常、腹部膨満感など症状に応じてクスリを考えていきます。患者様の訴えや症状をよく聞いて、西洋のお薬と漢方薬の組み合わせを選びベストマッチングなものを探していきます。
  1)便秘症状下剤、高分子重合体、抗不安薬、漢方薬
  2)下痢症状:止痢剤、高分子重合体、抗不安薬、漢方薬
  3)腹痛症状
:抗コリン薬、抗不安剤、漢方薬

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